今回はガレージに万力(ベンチバイス)を追加して作業効率のアップを図りたいと思います。

目次

そもそも万力とは何か?

万力は別名「ベンチバイス」とも呼ばれ、材料を挟み込んで加工(溶接、研磨)などの際に万力で挟み込んで固定するものです。

材料を挟み込むため、両手が空いている状態で作業ができます。そのため作業がとてもやりやすくなります。
これで両手の他に第3の手が追加されたことになります!!

購入した万力(ベンチバイス)

今回は以下の万力(ベンチバイス)を購入しました。

「KIKAIYA」さんの万力(ベンチバイス)です。
ここの会社は機械部品などが色々あり、値段の割に、品質は結構良いものが揃っています。

私はここでツールキャビネットも購入しましたが、見た目以上に高品質で大満足しています。
今回の万力(ベンチバイス)も高品質である事を期待します!

万力(ベンチバイス)のサイズは色々と有るのですが、今回は100mmのサイズを購入しました。
この100mmのサイズと言うのは、挟み込む口金の幅のサイズになります。

開封の儀

早速届いたので開封をしていきます!

梱包状態を見る限りはしっかりとした梱包ですね。
原産国は中国産かな?箱には英語で色々と書かれています。

万力には青色で塗装されています。塗装がされていない箇所は油を塗って錆を防止していました。
この油は汚らしいので綺麗に拭きとっておきます。

全体の大きさは幅10cm × 奥行30cm × 高さ14cm 程度になります。
最大まで口金を開いた状態では、13.5cm開く事が出来ます。

作業台のサイズによって万力のサイズは決まってくるかと思いますが、私は最後まで100mmサイズと125mmサイズで迷っていました。
結果的には、100mmサイズにしてちょうどよかったサイズだと思っています。
125cmサイズにすると一回りサイズが大きくなっていたので、少し邪魔になっていたでしょう。

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マニア
万力の100mmサイズと言うのは口金の幅が基準になっています。

今回の万力(ベンチバイス)を購入するにあたって、もう一つ条件がありました。
良く、安い万力(ベンチバイス)は口金部分が回転する事が出来るようになっています。
この部分はメリットでもあり、デメリットでもあると私は考えています。

このタイプだと口金が回転する方向に力を入れたいときに一緒に口金が回ってしまうことです。
いくら締め付けが可能と言っても、やはり手で締めるだけなので絶対に回転してしまいます。

なので、今回はこの部分が回転しない物を選択することに決めていました。

万力(ベンチバイス)の取り付け

中身を開封したところで、取付をしていきたいと思います。

取り付けはいたって簡単で、ボルトナットを使用して、万力の取り付け穴2箇所で作業台に固定します。
まずはマジックで穴をあける位置をマークします。

続いてポンチを打ちます。

ポンチめがけて鉄鋼用ドリルで穴をあけます。
穴径はM10のねじを使用する予定なので、Φ10mm位をあけておきます。
いきなりΦ10mmのドリルであけるのは難しいので、下穴としてΦ3mmくらいの穴をあけた後に、Φ10mmのドリルで穴をあけていきます。

ちゃんとタッピングスプレーも使って穴あけしましょう。
切れ味が良くなります。

あけたばかりの穴はバリが出ているので、しっかりと皿モミドリルでバリ取りをしておきます。

【工具】皿ねじを綺麗に収めるには?皿モミ加工や皿ザグリ加工をする方法

穴をあけた後は、ボルトとナットを使って天板に万力を固定します。
今回使用する「固定ねじ」は以下になります。

  • 六角ボルト M10×60mm 2本
  • 六角ナット M10 2個
  • 平ワッシャー 呼び10 2枚
  • 大丸ワッシャー 呼び10 2枚

ボルトの長さは天板の厚みと万力の厚みを考慮して、ナットが締めれる長さを選定しました。

質感的に本当はステンレス製のボルトナットにしたかったのですが、値段がかなり違ったので、鉄製のメッキ品を購入しました・・・。

性能的には全く問題無く取付けることができました。

注意したいのは、天板の裏面側が合板のため、ボルトナットを締め付けすぎると陥没していくと言うことです。
ここはなるべく大きめの平ワッシャーを取付け、締め付ける面を増やすことで、ボルトの面圧が上がり陥没を防ぐことができます。
大丸平ワッシャーはホームセンターにも販売されている規格品なので問題なく入手可能です。

使用してみたレビュー

取付けが完了したので、早速使ってみます!

ちょうどバイクのパーツでやすりを掛けたい部品が有ったので万力に挟んで削ってみます。

やっぱり私にはこれくらいのサイズが丁度良いですね。
とても使いやすくしっかりと挟んでくれます。


私の使用用途としては、主に以下になります。

  • 溶接時の材料固定用
  • バーナーで鉄板や丸棒を炙って曲げる際の材料固定用

私は上の使い方くらいしか使用しないため、使い方としてはライトユーザー的な感じかと思います。

実際に溶接とバーナーで使ってみましたが、材料の押さえとしては全く問題ありませんでした。
口金もしっかりとしているため、ガタツキも無く、材料をしっかりと咥えこんでくれます。
口金を最後まで締め切った際のズレもほどんどなく、精度の高さが伺えます。

万力を締めていくときのボールねじ部分は少し堅い気がします。
ちゃんとグリスも塗布されているのですが、グリスが古いのかグリスが堅いのかもしれませんね。
ここは新たにグリスを塗布することで動きがスムーズになりました。
製品の精度自体は良さそうです。

あとは耐久性でしょうか。こればかりは実際に使い続けないと分かりませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は超絶おススメな万力をご紹介しました。
値段の割には精度、品質が良く、コストパフォーマンス抜群です。
今から万力(ベンチバイス)を購入する方は参考にしてみてください。

それでは!