今回のDIYは、今までの中で一番苦労したDIYでしたが、その反面、効果絶大なDIYでもありました。
そんなDIYの猫トイレ専用の換気扇を取り付けた事について紹介していきます。

目次

専用換気扇を取り付けた理由

猫を飼っている方は分かると思うのですが、猫のトイレは結構頻繁に洗ってあげないとかなり臭いが気になります。

猫トイレの洗う頻度

ちなみに私は2~3週間に1回くらいのペースで洗ってあげています。
以前、インスタで色々な方に聞いた時は、1週間~1ヶ月の間で皆さん洗ってあげているようです。

それだけ頻繁に洗っていても、梅雨のジメジメした季節や夏などに、外から帰ってくると『むわっ』としたアンモニア臭がする時が有ります。

我が家の猫トイレは洗面下のスペースにシステムトイレを設置しています。
臭いはかなり気にしているので、専用の脱臭機をシステムトイレの隣に設置しているのですが、脱臭機だけでは臭いが全て取れるわけではありません。

そんなことで、猫トイレの傍に専用の換気扇を取付けたら、部屋の中にアンモニア臭がくる前に、外に吐き出してくれるのでは無いかと考えているわけです。

使用する材料

今回使用する材料は以下になります。

・換気扇 Φ100
 今回のメイン商品の換気扇です。よくトイレに付いている小型の換気扇になります。
 小型でも風量はそれなりにあるので、必ず活躍してくれるでしょう。

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・ダクト
 こちらの商品は、壁内で換気扇とガラリを連結するためのパイプになります。

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・フード付きガラリ
 外壁の排気穴から虫が入ってきたり、雨が入ってきたりするのを防ぐための物です。
 ステンレス製で錆に強い商品を選択しました。

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基本的にはこの3点の材料を壁に取り付けていく感じになります。
後はON、OFFのスイッチが必要であれば追加すると言った感じです。

この3点は以下のように連結されます。
壁の中にパイプをが設置されて内側の換気扇と外側のガラリを繋ぎます。

使用する工具

使用する工具は、特殊工具が一部必要になります。
今回の換気扇をはめ込む穴はΦ100mmの穴を内壁と外壁にあける必要があります。
そのためにホルソーと呼ばれる特殊工具が必要になります。
正直、今回のDIYで使用が終わったら二度と使わないと思われる工具です・・・。
そんな工具なのでなるべく安いのが良いので、Amazonで1回使用出来れば良い程度の中華製の ホルソー を購入しました。

プロが使用するような本物のホルソーは1万円くらいします・・・。
今回は10分の1で購入出来たので良かったです。

その他に必要な工具としては「プラスドライバー」と、電気配線工具になります。

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換気扇取付け作業

材料と工具が揃ったところで早速取り付けに掛かります。

今回の最大の難所は2箇所あります。
1つ目は、壁に穴を事。
2つ目は、換気扇用の電源線をどこから取るかと言う事です。

1つ目は先ほどの ホルソー を使用して壁に穴をあけるのですが、今まで家の内壁から外壁まで貫通した穴をあけたことが無いので、どの程度の厚みなのかが分かっていません。
したがって、購入した ホルソーで本当に届くのか?など不安要素は盛りだくさんです。
今回の作業は失敗すると取り返しがつかないので、とても心配です。

2つ目は、換気扇には動力として電源線が必要になりますが、すぐ近くにコンセントがあるのでそこから電源を分岐させようと思っています。

内壁に穴あけ

購入した ホルソーをドリルに取り付けて壁に穴をあけていきます。
まずは室内側(内壁)に穴をあけ、その後、室外側(外壁)から穴をあけます。
なぜ室内側から一気に外側まで貫通させないのかと言うと、購入した ホルソー が壁の厚みを一気に抜けないからです。

壁の層は石膏ボードや断熱材で構成されているので、順番に石膏ボードの層から穴をあけていきます。

石膏ボードは、すごい石灰の粉が飛び散ります。
こういう時はマキタのハンドクリーナーの出番です。
コードレスなので気軽に使えるのがいいですね。
【工具】マキタ製 ハンドクリーナー購入!実力の程は?【CL182FDRFW】

続いて先ほどと同様に内部の断熱材の層を穴あけしていきます。

ここまで来た状態で、ホルソーが届かなくなったので、次は室外側から穴をあけていきます。
室外側から穴をあける際の目印となるセンター穴を小さい径のドリルで開けておきます。
長さが少し足りなかったので、インパクト用のチャックをつけ足して延長しています。

小さいトンネルが開通しました。

外壁に穴あけ

室外から見た状態です。ちゃんと穴が有るので、これに合わせてホルソーをあてがって穴をあけます。
我が家の外壁はガルバリウム鋼板で鉄板なのでホルソーでも簡単に穴をあける事ができます。

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マニア
壁によっては、専用のコアドリルなどが必要になる場合があります。

ここで大問題が!!
外壁にあけた穴に対してホルソーのセンタードリルを合わせようとしたのですが、ガルバリウム鋼板の凸凹が大きく、 センタードリルの全長が短くて穴まで届きません!
これではセンター穴の意味が無く、ホルソー穴が室内側と室外側でずれてしまいます。

幸いにも、ホルソーのセンター用ドリルの付け替えが可能そうだったので、手持ちのドリルと付け替えて対応しました。

センタードリルを付け替えたところで早速穴あけを進めます。
ガルバリウム鋼板は凸凹しているのでホルソーの刃が引っかかったりと危険なので、少しずつ穴をあけていきます。

まずはガルバリウム鋼板はカット出来ました。

続いて断熱材のスチロール部も穴をあけて無事トンネル開通です!

猫ちゃんも不思議そうに見ています。

換気扇取付け

無事に穴が貫通出来たので、本命の換気扇を取り付けていきます。
冒頭にお話しように、室内側には換気扇、壁の中にはパイプ、室外側にはガラリを取り付けます。
まずは壁内にパイプをはめていきます。

パイプは差し込んでねじで固定すればOKです。
石膏ボードに固定する事になるので、石膏ボード用のアンカーを使用します。
パイプに付属されていたのでそちらを使用しました。

次は室外側のガラリの取付けです。
ガラリはパイプに差し込んで、ビスでガルバリウム鋼板に固定します。
隙間の処理として、水が浸入しないようにガルバリウム鋼板とガラリの隙間をコーキングしておきます。

シリコンコーキングはガルバリウム鋼板に合わせたアンバー色を購入しました。

初めてにしてはうまく出来たと自画自賛です!

コーキングのポイント

コーキングはガンで隙間に充填しますが、充填しただけではぐちゃぐちゃな状態なので、指の腹などで慣らすと写真の様に綺麗に施工できます。

室外側が完成したら、次は室内側です。
換気扇を取り付ける前に、電源線を取り出しておきます。
ここは事前に床下に潜り込んで、電源線を分岐しておきました。

電源の線は換気扇に隠れるような配置にしておきます。

次に換気扇と換気扇をON、OFFするためのスイッチを追加します。
基本24時間つけっぱなしで行くと思いますが、スイッチが1つ余っていたので付けてみます。

完成

換気扇とスイッチを取り付ける事ができ、無事に完成しました。

まとめ

今回は、猫トイレ専用の換気扇を取り付けてみました。
効果の程は・・・

大成功です!

今まで帰宅して感じていたアンモニア臭は全く無くなりました!
あれだけ臭かったのが、こんなに臭わなくなったのは本当に最高です!
今まではお客さんを家に呼ぶのを躊躇していましたが、これで心置きなく呼ぶ事が出来ます。

デメリットとしては、あまりにも臭わなくなったので、トイレを洗うのを忘れてしまう事でしょうか。
そこは、毎日トイレのシートや糞を取っているので、その際にあまりにも臭ってきたら洗うようにしていきたいと思います。

今回の専用換気扇の追加は、猫トイレの臭いに悩んでいる人には、本当にお勧めできるDIYです。
たとえ自分で出来なくても、家を建てる際や、リフォーム時にでも猫トイレ用の換気扇を追加する事をお勧めします。

それでは!