今回は以前購入した超小型のLEDテールランプの配線処理をします。

【W650】超小型のledテールランプを取付けてリア周りをスッキリ見せる方法

前回も説明しましたが、購入した超小型LEDテールランプはラバー上になっており、曲面にも沿って取り付けることができ、防水仕様となっているので雨の日でも大丈夫です。

では早速、配線処理をしていきたいと思います。

まずはLEDテールランプの末端をカプラー処理をします。
車体側がエーモンのカプラーのメス加工をしているので、LED側はオス加工をします。

エーモンのカプラーは汎用性が高いのでお勧めします。
今回はアース線、テールランプ線、ブレーキランプ線の3線なので4極のカプラーを購入しました。

ワイヤーストリッパーと圧着端子用の工具を使用します。

目次

被覆剥き

ワイヤーストリッパーで被覆を剥いていきましょう。
カプラー用の線はこのように圧着します。

※ポイントは写真左側の圧着箇所は被覆を剥かないと言うことです。

圧着

線の太さに合った場所で圧着をします。
今回の線の太さは0.5㎟だったので、0.5~0.75の場所で圧着します。
向きはMの字になっている箇所を上にして、端子を巻き込む形になるように圧着します。

続いて被覆の部分を圧着していきます。
ここで注意したいことがあります。
被覆の部分は一つ大きいサイズの箇所で圧着しないと、被覆がちぎれてしまうので注意してください。
今回は、1.25~2.0の所で圧着しました。

3本とも端子を圧着出来たら、カプラーに差し込んでいきます。
ここの端子側の返しがある方をカプラーの凸側に合わせて差し込みます。
そうする事で抜けない構造になっています。
ちなみに、端子をカプラーから抜きたい場合はカプラーの口の方から端子の返し部分を抑えながら引っ張ると抜く事が出来ます。

と、カプラーを差し込む前に線を束ねるのと断線の保護を兼ねて収縮チューブで線を覆います。
今回は、Φ14mmの物を使用して、収縮後はΦ7mmになるものを使用しました。
端切れでどこまで縮むのかを試してみました。

この熱収縮チューブは熱を加える事で元の半分くらいの径に縮むので、配線保護の用途で使用される電材部品になります。
私はよくバイクの配線処理で使用しています。
これは防水性能もあるので、バイクにはぴったりな商品です。

収縮させるのは、基本的にはヒートガンを使用します。
ヒートガンが無い場合は、ライターなどで炙って収縮させても良いでしょう。
通常のドライヤーだと時間が掛かりすぎるのでおススメできません。

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マニア
ライターで収縮させる際は、くれぐれも炙りすぎないように!収縮チューブが溶けちゃうよ!

熱収縮チューブを取付けました。

後は先ほどの続きでカプラーを差し込んでいきます。
カプラーを差し込む際は、相手側の接続する線と合っているかを確認して差し込みます。
間違えていると、また端子をカプラーから取り外して差し込み直す羽目になってしまうので・・・。

取付ける前にカプラー同士を接続してちゃんとテールランプが点灯するかを確認します。
今回は事前に端子の状態で仮に接続しているので問題なく点灯しました。

後はテールランプを取り付けるのみ。
と思いきや、ここでミスっている事が発覚!
テールランプを取り付けるステー部分の配線穴に対してカプラーが通らない事を見落としていました。
しょうがなく上側をカットして配線は上から落とし込むように変更します。

グラインダーでサクッとカットして、塗装まで完成させます。
塗装もラッカー塗装なので、そのまま上から吹き付けるだけでOKです。
これがウレタン塗装だったらと思うとゾッとします。

無事LEDテールランプを取り付ける事が出来ました。

まとめ

今回はLEDテールランプの配線処理といった地味な作業で細かい内容でしたが、こういう細かい作業のこだわりが私は大好きです。
もちろん、フレームを切ったり溶接したりするのも大好きですが、こじんまりとした作業をチマチマとしている方がワクワクしてきます。

少しハプニングもありましたが、リカバリー出来たのでOKです。

完成が近づいてくると、ワクワクするのも有りますが、少し寂しい気持ちもあります。
こういうカスタムはカスタムしている時よりも、どういう風にしようかなと妄想している時間が一番楽しいんです(笑)

次回は外注化していたシートが完成したようなので、そちらの紹介をしていきます。

それでは!