今回は2階の洗面水栓の交換について紹介して行きたいと思います。

水栓の交換は難しそうに思いますが、しっかりと手順を間違えなければ、初心者でも水漏れせずに交換することが可能です。

 

目次

交換するに至った経緯

もともと取り付けていた水栓は手をかざすと反応するセンサ式の水栓でした。

センサ式の水栓はおしゃれで結構便利だったのですが、猫ちゃんを飼い始めてからセンサで遊んで水浸しにするので水が出ないように元栓から締めてしまっていました。

このまま2階の洗面が使えないと洗面所を設置した意味が無く、1階の洗面所の取り合いになるので、今回購入したレバーでひねって水を出す水栓に変えようと思ったわけです。

 

道具と準備

まずは事前準備として、配管の止水栓を締めこんで水栓まで水が来ないようにしておきます。
わが家のはマイナスドライバーで操作するものでした。ものによっては手で締める止水栓もあります。

  • 水栓
    今回はこちらの水栓を購入しました。なるべく安い物で見た目もそこそこな物を選択しました。
  • ウォーターポンププライヤー
    通常のプライヤーとは少し違い、先端が細長くなっているものになります。今回のような水回りの配管を締め付ける用のプライヤーになりますが、色々と使い勝手が良いのでDIYにもってこいです。
  • シールテープ
    配管の接続部に使用して水漏れを無くすためのものです。液状タイプもありますが、使いやすく価格も安いのはテープ型の方です。これは配管工事をする上で必ず必要となります。絶対に準備しておきましょう。
  • モンキーレンチ
    モンキーレンチはウォーターポンププライヤー同様に配管を締め付けるのに使用します。ウォーターポンププライヤーだけでも締め付け可能ですが、モンキーレンチも有ったほうが正確な作業ができます。

 

水栓交換方法

すでに水栓は取り外していたので、今回は取り付けから進めていきます。今回使う水栓は Amazon で購入した格安品です。
[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]※水栓の取り外しは、取り付けの逆の手順でやれば問題ありません。[/st-cmemo]

格安ですがシャワーもついており、コスパ最高の高品質な水栓です。この値段で水栓が買えるとは思っていませんでした。中国恐るべしですね!

本体固定

まずは購入した水栓側のナットを外しておきます。このナットで洗面ボールや天板を挟み込んで固定します。

ナットを外し終わったら、今度は水栓を洗面ボウルに取り付けで行きます。水栓は洗面ボールにあいている穴に水栓本体を差し込みます。

ここの穴は大体どのメーカーの洗面ボールも36mm程度の穴があいているはずです。
[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]水栓を入れる際は先にホースなどを入れていきますが、先に太いホース(お湯と水の配管ホース)を1本づつ入れていきます。[/st-cmemo]

水栓本体を入れ終わったら、次は洗面ボールの下側から固定用ナットを取り付けていきます。
今回、洗面ボールの下は天板との隙間がかなり無いため、固定するのに苦労しました。

ナットは小型のウォーターポンププライヤーを使用すると作業しやすいです。

 

配管接続

本体の固定が終わったら給水、給湯の配管を接続していきます。接続部に付いていたシールテープは綺麗に剥がしておきます。[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]しっかりと剥がしておかないと、後々に水漏れの原因になるので注意します。[/st-cmemo]

シールテープを剥がしたら、新しいシールテープをねじの部分に巻き付けます。
シールテープはホームセンターで数百円で売っています。

[st-cmemo fontawesome=”fa-lightbulb-o” iconcolor=”#FFA726″ bgcolor=”#FFF3E0″ color=”#000000″ iconsize=”100″]シールテープの巻き付け方向は右回しで巻き付けます。
配管を締め付ける回転方向と同じにしておかないと剥がれてしまうので要注意です。
ここを間違えると確実に水漏れします!![/st-cmemo]

配管を締める工具は先程と同様にウォーターポンププライヤーモンキーレンチを使って固定します。注意したいのは、モンキーレンチでナット部分を締め付ける際にナットの上の部分をウォーターポンププライヤーで挟みながら締め付けます。これをしないと、締めていく中で配管ホースがねじれるので注意しましょう。

お湯と水の接続の見分け方

  • 水栓側はお湯は赤色のホース、水は青色のホースが付いているはずです。もしも色分けされていない場合は水栓のレバーを水側にして片方のホースに息を吹きかけてみてください。空気が通ればそちらが水のホースです。
  • 配管側は一般常識として、左側の配管がお湯、右側の配管が水で設置されているはずです。
    もしも違ったら・・・、やり直してください(笑)

シャワーホース取り付け

シャワーホースを接続します。今回はワンタッチ式のシャワーホースとなっていますが、物によってはねじ式になっている場合もあります。

シャワーホースには付属品のおもりを付けておきます。おもりを付けておくことでシャワーホースが戻りやすくなります。

シャワーホースのおもりは配管と当たる可能性があるので注意しながらおもりの位置を調整します。
配管に当たるからと言って、おもりをホースの上に付けすぎるとシャワーホースの出る長さが短くなってしまうので、ちょうどよい位置を探して取り付けます。

止水栓をあける

ここまで出来たら後は止水栓のねじを開放して水とお湯を水栓本体に流し込みます。

止水栓をあけてまずは水漏れが無いかを確認しましょう。一番水漏れが気になるところはホースの接続箇所です。
ココが漏れていなかったら9割成功と言っても良いでしょう!

後は確認する箇所として、水栓側のホースの根元です。今回のように安い水栓だと水栓自体の不良品で水漏れしている可能性が有ります。
その場合は水栓を返品して交換してもらいましょう。

水漏れが無い事が確認出来たら、水栓のレバーを開いて水とお湯がちゃんと出るかを確認します。
ここで接続が間違っていたら、再度配管の接続を逆にしてやり直してください。

お湯と水がちゃんと出れば完成です!猫ちゃんが遊びたそうにしてます(笑)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の水栓交換作業はあまりやる機会が無い事かと思いますが、やり方さえ覚えておけば水漏れなどが発生した際にもDIYで修復することが出来るので、覚えておけば応用が利くと思います。

肝心の水栓は格安品でちゃんと動作するか心配でしたが、予想以上の品質にびっくりでとても満足しています。
当初の目的の猫ちゃんが開閉できないようにするのもしっかりと役目を果たしてくれています。

これで下の洗面所の取り合いにならずに済みそうです(笑)

それでは!