今回はガレージライフで空いたスペースを有効活用していきます。

以前も空いているスペースに収納を設けましたが、今回は思い切ったことをしてみました。

空いたスペースはどこか?と言うと、それはガラスになっている面です。
このガレージを建てる際に、建築士の方に光を取り入れるためにガラスの面を作っておいたほうが良い。と言われ作っておいたガラスの面が1面あります。

ガラス面を作ったは良いのですが、外から丸見え状態で目隠しのつもりでブラインドを取り付けました。
付けたのは良いのですが、常にブラインドを閉じている状態でした。
ガレージを建ててから数年経つのですが、このブラインドを開けたことがいままでで数回程度しかありません。
基本的には外からの太陽光が欲しい事よりも、ブラインドをあけてしまって外からガレージ内が丸見えになってしまう方がストレスです。

作業するための明るさは、ガレージ内のLED照明で全く問題が無く、ここのガラス面は無くても全然問題無いと感じたために、ここに木を貼って工具をひっかけるスペースに改造して有効活用します。

目次

窓の寸法測定

まずはガラス窓の寸法を測定して、必要な材料の寸法を調べます。
結構な大きさで、幅が1800mm、高さが1300mmありました。

材料調達

寸法を測定し終わったら、材料の調達をします。
ガラス窓のサイズが結構な大きさがあるため、使用する材料もなかなか良い物が見つかりません。

最初に考えていたのは、パイン集成材です。
ただ、ガラス窓を覆うほどの1枚板はホームセンターを探しても見つからなかったため、どうしても張り合わせになってしまいます。

もう1案の材料は、杉カフェ板です。
この杉カフェ板は床板で使用される材料で厚みが30mmあり幅も2mあるので今回の目的にピッタリです。
ただし高さが200mmのため、こちらも集成材と同じく張り合わせが必要です。

杉カフェ板は床板で使用される材料のため、張り合わせが簡単にできるように凸と凹みになっているので張り合わせが簡単なのでこちらをチョイスしました。

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上の写真を見てもらうと分かりますが、見た目もアンティーク感じになっており、カッコいい事この上ないです!
近所のホームセンターでは1000円でセールをしていたため、6枚ほど購入しました。

材料のカット

材料が揃ったところで必要な長さにカットしていきます。
今回の材料は長さが2mあるので、窓枠に合わせて長さをカットします。
カットする際の注意点は、気持ち長めにカットすることです。
足りないよりも、少し長めに(1mm程度)カットしておくことで、すり合わせて長さを調整し、隙間を無くす事が可能です。

カットには丸のこを使用してカットします。

カットは毎度おなじみ、マキタの左勝手仕様の丸のこです。
この左勝手仕様は通常の丸のことは違い、とても刃が見やすくカットしやすいのが特徴です。

一つカットしては、削って合わせてを繰り返します。
そうして積み重ねて行くとこんな感じに出来上がります。

ここまでは順調にできましたが、最後が大変です。
最後はとても中途半端な高さの物をはめ込まないといけません。
最後にはめる木は長手方向にカットする必要があり、とても難しい加工になります。
長手方向のカットは、丸のこガイドも一発で引けないので、3回に分けてカットします。

長手方向にカットする際も、少し長めにカットしておくことでぴったりサイズに合わせることができます。

塗装作業

材料カットができたら、次は木材に塗装していきます。
今回は少し安めの塗料を使用してみました。
使用したのはキシラデコールと同じ成分と言われている、スーパーウッドステインです。
今まではオスモカラーを使用していたのですが、コストが高いので、良い塗料が無いかをずっと探していました。

そんな時に見つけたのが、スーパーウッドステインです。

結論から言うとスーパーウッドステインを購入して大正解でした。
今回購入したスーパーウッドステインはウォルナット色を購入したのですが、色味がオスモカラーと似ていて、すごい好みな色でした。
これでコストパフォーマンスも良く、キシラデコールと同じ成分で品質も良いと来たら購入するしかありません!

安かったのであまり期待はしていませんでしたが、想像以上でした。

デメリットを上げるとすれば、油性のため、匂いが少しあることでしょうか。
ただ、乾いてしまえば匂いもほとんどしなくなるので、私は気になりませんでした。

塗装は刷毛で塗っていきます。
塗装したばかりはツヤがありますが、乾くといい感じに艶消しになります。

貼り合わせ作業

塗装をすべて終わらせてから、木同志を貼り合わせていきます。
先ほども言いましたが、このカフェ杉板は床材としても使用されるため、凹凸になっており、貼り合わせがとても簡単にできます。

貼り合わせには木工用ボンドを使用し、クランプで締め付けて貼り合わせます。
たったこれだけの作業で、木工用ボンドなんて大丈夫か?と思うかもしれませんが、しっかりとクランプして貼り合わせれば、かなりの強度が期待できます。
そもそも、接着工法と言うのは、接着面積が強度の要となります。
接着面積をしっかりとって、クランプで密着させれば壁材に使用できるだけの強度は確保できます。

どんどん貼り合わせていきます。
クランプが600mmまでしか挟むことが出来ないので、3枚が限界です。

全部で6枚貼り合わせますが、手持ちのクランプでは3枚が限界のため、3枚づつを壁にはめ込みます。

ガラスにはめ込み

3枚貼り合わせたものはかなり重量があり、持ち上げるのに必死で写真が撮れませんでしたが、無事にはめ込むことが出来ました。

完成写真を見てもらうと分かりますが、かなりイメージが変わりました。
なんだかもったいなくて、工具を掛けるのに躊躇してしまいます。

カフェ杉板、見た目も良し!色合いも良し!重厚感も良し!
最高の材料です。
これでテーブルを作ったら味のあるテーブルが出来そうです。いつか挑戦してみます。

それでは!