以前、小型のLEDウィンカーへ交換した際にリレーも交換したのですが、点滅速度が微妙にハイフラ気味になってしまいました。250CCは車検はありませんが、1分間に60回~120回の点滅回数という決まりがあります。おそらく、リレー内ののワット数が適合していなかった(抵抗値があっていない)のが原因だと思われます。

今回、私のLEDの点滅回数を測定したところ、1分間に150回程度の点滅になっていたのでアウトですね。

ハイフラとは?

LEDウインカーに交換した際にハイフラ現象が起こる主な原因は、純正バルブとLEDバルブの抵抗値が異なることにあります。LEDバルブは消費電力が純正バルブより低いため、車両の電気システムでは「異常」として認識されやすくなります。

この現象が起こる科学的な理由として、車両側のシステムが特定の電流値を期待していることが挙げられます。LEDバルブではその期待される電流値を満たさないため、システムが異常と判断し、ハイフラを引き起こします。

さらに、車両の電気システムは通常、電流量の変化によってバルブの状態を検知しています。LEDバルブに交換すると消費電力が大幅に下がるため、システムはこれを「バルブ切れ」と誤認識し、異常点滅としてユーザーに警告を発する形になるのです。

新しいリレーを購入

ネットで調べていると、ウィンカーの点滅速度を調整できるリレーを見つけたので購入してみました。今回はそのリレーを交換し、使用感をレビューしていきます。

以前購入したリレーと今回購入したリレーを比較してみました。左側が新、右が旧になります。

どちらも電圧は12Vとなっていますが、電流と消費電力が新旧で表示がないものがあります。

電圧電流消費電力
旧リレー12V0.2~20A
新リレー12.8V0.1~150W

消費電力と電流がそれぞれ表記されているので、計算で算出してみました。


消費電力の計算式

電力(W)= 電圧(V)× 電流(A)

電流の計算式

電流(A)= 電力(W)/電圧(V)

電圧電流消費電力
旧リレー12V0.2~20A2.4~240W
新リレー12.8V0.008~11.7A0.1~150W

一般的なLEDバルブの場合は0.3W程度なので旧ウインカーリレーで問題ないと思っていたのですが、実際に電流値をテスターで測定してみると、私のLEDウィンカーは0.02A程度でした。

上の表を基にすると、旧リレーの電流値からは外れてしまっているのが分かります。
ですので、新リレーの0.008Aであれば問題ないということになります。

新旧リレーの交換作業

早速交換作業をしてみます。ホンダのGB250クラブマンは3ピンのコネクタになります。以前リレーを交換した際にすでにコネクタ化しておいたので今回は差し替えるだけになります。

新リレーの良いところは点滅回数を調整できるというところです。先ほどの画像にあるように、上側にダイヤルがついているのでそちらで点滅回数を調整することができます。
今回は1分間に80回くらいに合わせておきました。

いかがでしたでしょうか?リレーの交換は少し難しい気がしますが、全然そんなことありません。リレー自体の価格も安いので失敗してもそこまで痛手ではないですしね。

それでは!