今回は3Dプリンタを導入する上でどの程度の費用がかかるのか、またどういったものが必要なのかを金額と項目をリストアップして紹介していきたいと思います。

今回紹介する中には買わなくてもよかったなと思うものもありましたので、そういったものも参考にしてもらえると、余分な出費は抑えられると思いますので、ぜひ、新たに3Dプリンタを導入する方の参考にしてみてください。

初期費用

3Dプリンターを始める際の費用について説明します。まず、本体の費用は約4万円~15万円程度です。
※2025年現在
もちろん、ピンキリでもっと色々な種類がありますが、あくまでも私がおすすめできる範囲の話になります。

現在3 D プリンターはかなりの種類がありますが私がおすすめするのは、もちろんBambuLabの商品になります。詳細を知りたい方は以下の記事より確認してみてください。

これに加えて、いくつかの基本的な工具や消耗品が必要となります。

必要な工具

  項目     金額  内 容必要レベル
プライヤー500円サポート材の除去で絶対に必須のアイテムです。サポート材は意外に硬いため手で剥がそうとすると全然剥がれない場合が多々あります。そういった場合にプライヤーがあると簡単に外れることができるので必ず1つを持っておきたい商品です。先の細いものの方が細かい場所に入っていけるためおすすめです★★★★★
ニッパ500円ニッパもサポート材の除去に役立つ工具の一つです。小型のプラモデル用で十分ですが、安すぎるものは切れ味が悪い場合があるため、適度な品質のものを選びましょう。★★★★
スクレーパ付属造形物を剥がす際にスクレーパーは使用します。基本的には造形物はプリンタベッドのプレートを曲げれば剥がれるためそこまで必要性はありませんが、付属品でついてくるので作っておいても損はないでしょう。BambuLab製品を購入すると付属していますが、柄の部分は自分で造形して作成する必要があります。★★
ヤスリ300円細かい仕上げ作業や、サポート材を取り除いた後の表面を滑らかにするために使います。紙やすりや金属やすりのセットがおすすめです。★★★★
ソルダーエイド200円先端が細く、細かい作業やサポート材の除去に便利です。電子工作用ですが、3Dプリント作業でも役立ちます。といううたい文句で販売されていますが、正直一度も出番なし!買う必要のない商品でした・・・。
はんだごて3000円はんだごてはインサートナットを埋め込むために必要な工具になります。使用頻度は人によって違うと思いますがあった方ができることの内容が広がります。★★★

消耗品について

次に、消耗品について紹介したいと思います。消耗品については基本的には光造形とは違いかなり少ないので維持費としてはそこまでかからないイメージです。基本的に熱溶解積層法(FDM方式)の3Dプリンタは材料さえあれば何とかなるレベルです。コスパ最高!

   項目      金額   内 容必要レベル
フィラメント
PLA、ABSなど
1500円~5000円これがないと造形はできません。一般的に使用する材料は PLAを一番消耗すると思います。次にABS などの材料もよく使うと思います。一般的にこの2つの材料がよく使う材料になります。ひと巻き1kgでの金額になります。ですのでよっぽど大物の部品を造形しない限り結構持ちます。★★★★★
ノズル500円ノズルは3 D プリンターを使用しているとどうしても摩耗してくる箇所になります。交換頻度としてはどこまで高くないのですが、0.2mmノズルなど、造形物を綺麗に作りたい場合には使用する必要があります。★★
ビルドプレート付属~5000円基本的には1枚はテクスチャー仕様のビルドプレートが付属していますが、滑らかな表面を作りたい場合などは別途で新しいビルドプレートを購入する必要があります。こちらに関しては好き嫌いがあるため人によって必要なレベルが違うでしょう。私は基本テクスチャープレートで問題はありません。★★
のり500円こちらのノリはビルドプレートの上に塗りつけるのりになります。テクスチャープレートでは問題ないのですが滑らかな表面のプレートを使用した場合に造形物がビルドプレートから剥がれやすくなることを抑えるためののりになります。通常ののりでも良いのですが、3 d プリンター 専用品の方が貼り付きがよくおすすめです。★★

合計費用は166,500円!!

ここまで 3Dプリンタ本体の価格、工具、材料、消耗品などの紹介をしてきました。合計金額は166,500円!!となりました。内訳は以下になります。

3Dプリンタ本体:約150,000円
やはりこの価格が一番ウェイトを占めます。ですが、良いものを買っておけば長く楽しめるので出し惜しみはしておれません!

工具費用:約4,500円
以外に工具費用が安かったことに驚きました。やはりFDM方式は用意する工具が少なくて助かります。

消耗品費用:約12,000円
材料費は造形頻度などによるので金額は参考になります。不要な消耗品も含んでいるので一概には言えませんが、安い方じゃないでしょうか?

結論

3Dプリンターを使ったさまざまな経験を通して、初期投資の金額以上の価値があることを実感しました。これから始める方には、自分の目的に合った道具や材料を選ぶ楽しさも、ぜひ味わってほしいです。

3Dプリンターの導入にかかる費用をまとめると、最低でも約17万円ほどが必要です。ただし、この投資によって幅広い創作活動が楽しめるようになり、長い目で見ればコストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう!