今回はガレージにコンセントを追加したのでその際の手順と方法を簡単に記事にしていきたいと思います。

※コンセントには電気工事士の資格が必要な作業であることを理解しつつご覧ください。

必要な道具

  • ワイヤーストリッパー
    ワイヤーストリッパーは電線の被覆を剥くために必要な工具になります。DIY で使用する目的であれば 以下のものが簡単で使いやすいと思います。こちらは電線のカットもできるので一つでカットから電線剥きまで可能になります。
    私も実際に使用しておりこちらは電気工事士の資格を取得する際にも使用しました。
  • 絶縁テープ
    絶縁テープは電線同士が接触しないように巻いておくことで感電防止対策を行うことに使用します。
    絶縁テープの巻き方一つでも電気工事士の資格で決められているためとても重要な作業になります。
  • ドライバー(プラス、マイナス)
    ドライバーは一般的なもので大丈夫です。場合にもよりますが+とマイナスそれぞれ持っておいた方が確実です。100均のものでもいいですがしっかりとしたものの方が長持ちがするのでおすすめです。
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  • チップソー切断機
    こちらは電線管をカットするために使用します。電線管を使用しない場合は必要ありませんが今回の私の用途では必要です。
    使用方法などは過去の記事で紹介していますので確認してみてください。1つ持っていれば DIY の幅が広がること間違いなしです。
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  • インパクトドライバ
    インパクトドライバは必ず必要な工具ではありませんが1つ持っていればずっと使える良い工具で DIY がはかどる 工具ですので是非とも購入をおすすめします以下のマキタの製品であればバッテリーは安価な互換製品を使用すればかなり格安で購入できると思います。

必要な材料

材料は使用する用途によって違うとかと思いますが、今回は露出型のコンセントを追加する方法で使用する材料を紹介します。

  • コンセント本体
    まずはコンセント本体はアメリカンなコンセントにします。このアメリカンなコンセントはとてもおしゃれでガレージによく似合います。通常の家では似合わないかもしれませんが、私はこのアメリカンコンセントがとても大好きでガレージのコンセントは全てこれにしていますスイッチもアメリカン式のコンセントにしているため統一感がありとてもかっこいいです。
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  • 露出型コンセントボックス
    アメリカンなコンセントに合う物として、露出スイッチボックスがあります。この露出スイッチボックスには色々な方向に電線を出す種類がありますので、自分が出したい方向の電線の出口のタイプのコンセントボックスを選択するようにしましょう。
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  • コンセントカバープレート
    コンセントカバープレートはどういったものでもいいですが私は以下のものを使用しています。アメリカンコンセントに合う形のものを選択しましょう。
    私の場合はこちらに無骨な感じを出すためにアイアン塗料で塗装をしてから取り付けを行います。
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  • 電線管
    電線管は基本的に長いものしか売っていないため自分でカットする必要があります。電線管のサイズとしてはE19の規格のものを使用してください。
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  • 電線管固定金具
    こちらの電線管固定金具は長い電線管を配置する際に、途中に固定金具を使用することで電線管を固定して振れやたわみを無くすことができます。電線管が長くない場合は不要ですが、1m 以上の電線管を固定する際には使用するようにしましょう。
  • VVF1.6電線(2芯)
    こちらはホームセンターでも売られていますが必要な分だけ切り売りで購入をするようにしましょう。基本的には2芯タイプのもので大丈夫です3芯タイプのものはスイッチ側の3路仕様など使います。
  • 取り付け用ビス
    コンセントボックスや固定金具を固定するためのビスになります。
    固定できれば何でもよいですが、私はこちらのビスをよく使用します。ドライバーへの食いつきが良いのでなめにくく、木が割れにくい加工がされているためとても使いやすいです。

作業手順

必要な工具と材料を揃えたので、次は実際の作業手順について説明します。今回の例としてガレージにコンセントを追加する作業を元に説明をしていきます。

計画を立てる

まず最初にどこにコンセントを追加するか計画を行います。 今回の場合だと現在あるコンセントの左側にコンセントを追加したいので、 先にコンセントボックスを固定して必要な電線管の長さを計測します。
先に電線管を切ってしまうと 短かった場合などに後から修正 がきかなくなるので注意しましょう。

ブレーカーを落として電源を遮断する

計画が終わったらブレーカーを落として電源を遮断します。

注意!!

これをやっておかないと 死亡事故 にもつながるため必ず行います!!

露出スイッチボックスの取り付け

ブレーカーを落とし終わったら露出スイッチボックスを取り付けていきます今回は一番左端に取り付けます。インパクトドライバーとネジを使用して固定をしていきます。

電線管のカット

続いて電線管をカットしていきます。今回は スイッチボックス間の距離が1230mm ほどありましたので少し長めに 1235mm で カットを行いました。
カットは先ほど紹介したチップソーカッター切断機を使用してカットしていきます。チップソーカッター切断機を使用すれば、簡単に3秒でカットすることができました。

電線管とスイッチボックス関係の塗装

通常は必要ありませんが今回は電線管とスイッチボックスを塗装することにしました。一部他の箇所も黒に塗装しているのでそちらに合わせた形で雰囲気をシックな感じにしています。
塗装は最近流行りのチッピング塗装を行います。この塗装はとても強度が強く通常スプレーしただけだと簡単には剥がれません。
あまり剥がれを気にする場所でもありませんが見た目がとてもボコボコしていて自分好みなのでよく使います。気になる方は以下からどうぞ。

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電線のカットと被服剥き

続いて VVFの線のカットと被覆剥きを行っていきます。
こちらは先ほど紹介したワイヤーストリッパーを使用してカットと被覆剥きを行っていきます。
電線の長さは先ほどの電線管の長さ+200mmでカットを行います。これはなぜかというと管電線管から出た先のコンセント 本体に差し込むまでの長さが だいたい100mm程度見込んでいるからです。なので今回は1,550mmの長さに電線をカットします。
電線をカットした後は被覆を剥いていきます。まず100mm の箇所で被覆を抜きます その後 電線の先端の被覆をさらに10mm 剥きます。

まにあ

この寸法も重要で間違えるとしっかり差し込まれなかったりするので特に注意しましょう!!

コンセントへ接続~コンセント取付け

電線が剥き終わったら次はコンセントへ接続していきます。ここからはプラスドライバーを使用します。
こちらは側面のネジを緩めてそこに先ほど電線の被覆を剥いたのでそこを差し込みます。
ダブルと書いてある方を電線の白色を差し込みます。こちら側が接地側(アース側)になります。
反対側には黒色を差し込みます。あとはネジを締め込んでしっかりと固定できているかを確認して完成です。

電線取付け~固定金具取付け

あとは電線管と固定金具を取り付けていきますが電線管の差し込みは配線が差し込まれている状態で露出型スイッチボックスへ差し込む必要がありますですので、一旦、露出型スイッチボックスを固定しているビスを外してから電線管を差し込みまた露出型スイッチボックスを固定していきます。
これは露出型スイッチボックス特有であり通常のスイッチボックスであればそういった作業は不要になります。

次はコンセント自体を露出型スイッチボックスで取り付けます。露出型スイッチボックスへは付属のネジを使用して固定を行います。こちらの作業も+ドライバーを使用して固定を行っていきます。

コンセントカバーの取り付け

ここまでできたら最後にコンセントカバーを取り付けます。コンセントカバーも同じようにチッピングブラックで今回は塗装を行いました。チッピングブラックで塗装しているので一体感がかなりあります。

ブレーカーを元に戻して電源確認

最後にブレーカーを元に戻して、電源がちゃんとつながるかを確認します。
確認の方法は機器のコンセントを差してちゃんと動作するかを確認します。問題なければ完成です。
無事にコンセントを追加することができました。かなりおしゃれでかっこよいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はコンセントを好きな場所に追加する方法を試してみました。
自分の好きな位置にコンセントを追加できると、作業性もUPするし、配線の長さも短くできるのですっきりして見た目もかなりおしゃれになります。
皆さんも機会があれば一度試してみてはいかがでしょうか?

今回追加したコンセントに早速バイクのバッテリー充電器をつないでみました。
思った通りのすっきり感だったのですが、配線がみっともなくアダプタもでかいので、次回はもっとすっきりとなるように工夫を凝らしてみたいと思います。

注意点

電気工事は専門知識が必要であり、間違えると火災や感電の危険があるため、自信がない場合は必ず専門の電気業者へ依頼しましょう。費用はだいたい1万円~2万円程度になると思います。