今回はマフラーの交換を行います!

※納車の時に付いていたマフラーはうるさ過ぎたため、すぐに取り外して純正マフラーに戻しています。

目次

交換理由

純正マフラーの音は静かでとても良いのですが、もう少しだけ音量が欲しいのと、見た目がキャプトンマフラーで長く、一人乗り用シートの場合、マフラーだけが後ろに伸びてしまいカッコ悪いのです。
ここはショートなマフラーでコンパクトな見た目を演出したいと思います。

リバースコーンショートマフラーとは?

今回は題名にもあるようにリバースコーンショートマフラーに交換をおこないます。

まずはリバースコーンショートマフラーとはどんなマフラーなのかと言うと、こういったマフラーです。

このマフラーは汎用品で取付け方法などを自分で考える必要があるのですが、マフラー部の全長が約450mmととてもコンパクトでイメージにぴったりのマフラーです。コンパクトながらも一番太い外径がΦ95mmあり、形状も迫力がある姿となっています。

取付方法

このリバースコーンショートマフラーはエキパイ接続径がΦ45mmなので、取付に一部加工、もしくは付属スペーサーの取り付けが必要になります。ちなみにW650はΦ38mmです。

このようなスペーサーをエキパイエンドに取り付けて外径をマフラーの内径に合わせる事で、はまる径を合わせて取付けます。

ただ、これは見た目がかっこ悪いので、今回は異径パイプをエキパイに溶接してΦ38の径に直接取付できるようにしたいと思います。

エキパイはヤフーオークションで程度の良い中古品があったのでステンレスエキパイを入手しておきました。鉄のメッキ品だと溶接した際にメッキが剥がれ、錆が発生してしまうので、多少値は張りますが、後処理が簡単なステンレス製で進めてきます。

異径パイプとはΦ45からΦ38に変形しているパイプです。

created by Rinker
HMS(エイチエムエス)
¥2,840 (2024/10/09 21:56:14時点 Amazon調べ-詳細)

実際購入したのはもう少し広がり方が緩い感じの物ですが、イメージはこういったものです。

この部品を溶接することで、スペーサーを取付けずにシンプルに好きな取付径を変える事ができます。

溶接工程

では実際に異径パイプをエキパイに溶接していきます。
今回は初めてのパイプの溶接になるのですが、正直とても難しかったです。

まず溶接する前にパイプ同士を合わせて固定する事が出来ない!
異径パイプ、マフラーエキパイ共に、まっすぐなパイプでは無いため、固定しようにもバランスが悪くて固定できない・・・
最終的には万力でパイプ同士を挟んで溶接しました。

こういう時はTIG溶接は両手が使えないので、やりにくいです。
半自動溶接だったら、片手で溶接する物を固定できるのに・・・と毎回思います。
それぞれの溶接もメリットデメリットが有りますね。

溶接が終わったら、ビードを削って仕上げて完成です!
グラインダーで削ったのですが、形状が丸いため、とても削りにくく、後が残ってしまいます。
ある程度まで削ったらペーパーで滑らかになるまで手で削りました。

塗装作業

溶接が終わったら、エキパイはステンレスなので、そのままポリッシュ仕上げでも良いんですが、リバースコーンショートマフラーは鉄にメッキ仕上げなので、ステンレスの質感と違ったイメージになってしまいます。

なので、耐熱塗料でつや消し黒に塗装します!

やはり艶消しで仕上げるとぐっと引き締まります!

耐熱スプレーはしばらくエンジンを掛けて、マフラーを高温にして焼き付け乾燥させます。

マフラーが温まってくると白い煙が出てきます。

煙が出なくなったら乾燥した証拠です。

インナーサイレンサー取付

このままでは中身がスカスカな直管仕様でとてもうるさいため、インナーサイレンサーを作って消音化をしていきます。

使用するのは、針金と、グラスウールと金たわしです。

まずはグラスウールをインナーサイレンサーに巻き付けます。

その上から金たわしを巻き付けます。

後は取れないように針金できつく縛って完成です。

実際にエンジンを掛けてみると、かなり音量は下がりました。

これなら車検もこのまま通るでしょう!

見た目もかなりコンパクトに引き締まりました!

まとめ

今回はマフラーのサイレンサー交換を行いました。

通常であればマフラー交換は簡単な作業の部類に入るかと思いますが、今回はエキパイの外径を変更するという作業が発生したので、難易度は高めでした。

溶接に苦労はしましたが、接続部がすっきりと見せる事が出来て、自己満足度はMAXです!

こういった細かいこだわりの積み重ねがカスタムの完成度を上げていくのです。

性能的には走りに素人な私にはわかりませんが、見た目重視カスタムですね。

スピードを出す方ではないので、性能はそこそこで良いのです。

それでは!