今回は前回の続きでシートレールの再加工その2です。
前回まではもともと付いていたシートレールをぶった切りました。
次はぶった切ったシートレールの短縮と加工をしていきます。
思い切って5cmほどカットしました。どうせなら見た目をガラッと変えたいです。
元のシートを取り付けるためのステーも使用しないのでカットします。
下の写真を見てもらうと分かるように、元のシートレールにはテールランプ用の長穴が開いているのでそこから雨水などが入りシートレール内を錆びさせてしまう恐れがあるので塞いでしまいます。
塞ぐと言ってもただ鉄板を張り付けるだけです。見た目は少し不格好ですが、ナンバーステーなどに隠れてしまう個所のため、そこまで目立たないと信じます。
張り付ける鉄板はフラットバーを曲げて溶接で固定します。
溶接はもちろんTIG溶接機です。シートレールに合わせて曲げたら溶接です。
曲げた方法は、万力に挟んで手で曲げていきました。フラットバーは細いので手で簡単に曲げる事が可能です。ホームセンターに売っている一般的なものです。
万力は以下の記事で紹介しています。よろしければどうぞ。
溶接をする際は、ぴったりと隙間なく行うので、シャコ万で固定しながら溶接をおこないます。特にTIG溶接は隙間があると溶接ができないのでしっかりと隙間なく締め付けます。
シートレール部分が完成したら次は取り付けの角度を決めます。
今回は、ケツ上がりなシートレールにしようと考えています。よくカフェレーサーなんかでもやっているやつですね。
この角度は見た目の他に、リアタイヤにシートレールが干渉しないように逃がす役割もあります。
これが水平だとちょうどタイヤのハイトが高い部分にもろあたりになるのでリアサスがダウンした際にタイヤとシートレールが干渉し、最悪タイヤがバーストします。
シートレールの角度が決まったら、取り付け部分を斜めにカットし、溶接部分を合わせこんでいきます。
これくらいにぴったりと合わせる事ができれば、TIG溶接も捗ります。
いつもの如く、ササっと溶接して完成です。本当はシートレールのパイプ内に丸棒などを入れて強度を出したかったのですが、直接体重がかかる部分でもないし、材料もなかったので今回は無しにしました。
溶接した後はグラインダーできれいに整えます。
ここまでの全貌です。なかなかいい感じに仕上がっていると思います。シートレールを跳ね上げたことにより、スポーティな感じです。
最近はツインサスペンションよりもモノサスでこういったカスタムをしてみたいと思うようになってきました。
いずれDIYでモノサス化に挑戦するかもしれません。
ここまでくればあともう少しでシートレールが完成です。
次はナンバーフレームを取り付けるためのステーを溶接します。こちらもフラットバーを切り出して形状を作りこんでいきます。
あとはグラインダーで少しずつカットしていきます。
カットしたら取り付けのタップ穴をあけます。ステーとの位置を合わせてケガキます。現物に合わせるのが間違いがないです。
自作したステーをシートレールに溶接して完成です。
ここは力が加わる部分ではないので、全周溶接はしません。ひずんでしまうと言うのもありますが、ただ単にめんどくさいのです。
ナンバーステーを取付け完成です!とても良い感じに仕上がりました。
中央のフレームがまっすぐじゃないのは残念ですが仕方がありません。GB250の仕様です。
ビフォーアフターです。だいぶイメージが変わりました。タイヤのはみだし具合がグッドです。
今回はここまでとします。次回はシート関係の製作に入ります。
最近はまとまった時間が取れないため、ブログの更新頻度が低くなっていますが、少しずつでも更新していきますので、時間のある時にでも見てもらえると嬉しいです。
そいれでは!!