なかなか先は長く終わりが見えてきませんが、前回の続きです。
以前の記事をご覧になっていない方は以下よりどうぞ。
前回まではクラッチ板の交換から、クラッチケースを磨いて完成するところまでを記事にしました。
今回は、シリンダヘッドカバーを取り外して磨いていきます。
シリンダヘッドカバーの取り外し方
GB250のシリンダヘッドカバーの取り外しはとても簡単で、上部のボルト4本を抜いてあげればシリンダヘッドカバーは取り外すことができます。
ここのボルトはパッキンゴムと一体型になっているので、ボルトを緩めたら上に引き抜くことでボルトごと抜けます。年式が古いと固着していることがあるので、思いっきり引っ張らないと抜けない事があります。
名称:ホンダ純正 ラバー マウンティング
品番:90541-425-000
数量:4
ここのラバーマウンティングは純正部品がまだ出ているので、へたっている場合は取り替えたほうが良いでしょう。
ここのボルトは特殊でラバーマウンティングがはめ込んであります。そのまま使用する分には良いですが、交換する場合はペンチなどで挟んで引っこ抜きましょう。
万力でボルト部分を挟んだほうがやりやすいです。以下の記事で万力のお勧めをレビューしているので良ければどうぞ。
マウンティングラバーをはめる時は、手で入れる事ができます。
ボルトをリフレッシュしたら、シリンダヘッドカバーの取り外しに戻ります。
ここにはパッキンが間にはさみこんであるので、プラスチックハンマーでヘッド部分を叩いて剥がしていきます。
間違っても鉄ハンマーで叩かないようにしましょう。最悪シリンダヘッドカバーが割れてしまいます。
キャブ側に1箇所ボルトがあるので、そこを下から上に向かって叩くと結構外しやすかったりします。
少し浮いてきたら、後は手で持ち上げると一気に剥がれていきます。
無事にシリンダヘッドカバーを取り外すことができました。
パッキンが原型をとどめているので、以前の持ち主がここは開けてパッキン交換しているのかもしれませんね。
通常だとパッキンがちぎれたりするようです。
シリンダヘッドカバー側にはまっているパッキンを取り外して綺麗に掃除しておきます。
1箇所だけ位置決めのピンが入っているので、これからシリンダヘッドカバーを掃除するのでその際に無くさないように、エンジン側にさしなおしておきます。
ここまででGB250のシリンダヘッドカバーの取り外しは完了です。
ここからいよいよ磨きに入っていきますが、前回と同じなので、省略して終わらせたいと思います。
次回はシリンダ部分を塗装していき、リフレッシュします。
それでは!