今回は久々のもの作りDIYシリーズです。

娘も大きくなってきて、自分の部屋で勉強をしたりと、自分の部屋を使う機会が増えてきたので、今回は、勉強机を製作してみました。

勉強机と言っても、子供のうちだけ使用するものではなく、大人になっても使用できるようなカッコよくてシンプルな勉強机を作成してみます。
長く使用してもらえることでエコにも繋がりますしね。

目次

構想

まずはどのような勉強机にするのかを頭の中でイメージ、構想し、それを紙に書きだします。
紙に書きだした後は、それを元にして必要材料を拾い出していきます。

簡単な物であれば図面までは作成せずにすべて手描きのイラストで済ませてしまいます。
これをポンチ絵(構想図)と言います。
この段階で、材料を有効に使用する(歩留まり)を考えた寸法でポンチ絵を描いてイメージしていきます。

今回はアイアンパーツと木を使った物で、引き出し付きの勉強机を製作します。
以下のような構想図を作成しました。へたくそな絵ですが、自分が分かればよく、材料切り出しの寸法が分かればよいのです・・・

材料集め

構想が出来上がったら、構想図で書き出した材料を集めていきます。

  • 鉄角パイプ:20x20x1830mm 4本 ⇒ 約3200円
  • 天板:ウォールナット集成材 t25x500x950mm 1枚 ⇒ 12000円
  • 引き出し用レール:1セット ⇒ 1500円
  • レール用ベース:t4.5x65x1830mm 1枚 ⇒ 800円
  • アジャスター:4個 ⇒ 400円
  • 埋め込みコンセント ⇒ 2000円

その他に、ねじやハンドナッターも使用しましたが、ありものを使用したので購入費には含んでいません。
材料は近所のホームセンターとインターネットを使用して集めています。

材料カット

材料が集め終わったら、続いて材料をカットしていきます。
基本的な構造部分は角パイプとレールベースとなる鉄板なので、カットするのはもちろんこちらを使用します。

グラインダーでカットする事を思うと遥かに効率的で精度もアップします。
ほんと買ってよかったです。

それぞれの長さに合わせて端面は45度に揃えてカットします。いわゆるトメ加工と呼ばれるものです。

チップソーカッターでカットすると、45度の角度も同じ角度でカットが出来るので、後からの溶接作業も楽になります。

カットした材料は表面をサンダーで綺麗にしておきます。サンダーで削っておくことで塗料のノリが良くなります。

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穴あけ加工

材料がカット出来たら、溶接の前に穴をあけておきます。
この穴は天板を固定する穴と、アジャスターを取り付けるための穴になります。
穴あけは必ず溶接前におこないます。溶接した後だとボール盤に乗らないため、ハンドドリルで穴をあけることになりますが、綺麗になりません。

ケガキにはもちろんスケールストッパーを使用します。

皿ざぐりをして、ねじが収まるようにします。

ちゃんと使用するねじをあてがって、しっかりと頭が収まることを確認します。
この頭が収まらないと、引っかかってケガをする原因となりますので必ず確認します。

溶接作業

穴があけ終わったら、ようやく溶接作業に入れます。
先ほども少し書きましたが、溶接の仕上がりは材料のカットにかなり左右されます。
特にTIG溶接は少しでも材料同士の隙間があると簡単に溶け込んでしまい、穴だらけになってしまいます。
そうならない様に、正確に45度でカットする必要があります。

角パイプを溶接する方法は他の記事でも書いているので参考にしてください。

サクッと溶接してグラインダーで仕上げました。
仕上げの方法にもコツや使用する砥石の具合でかなり仕上がりが変わってきます。

溶接順序としては、最初に両サイドの枠を2セット製作し、その間に更に角パイプを溶接していきます。

スコヤと呼ばれる金属の直角定規で、直角を確認しながら溶接をしていきます。
精度良く製作するのであれば、スコヤは絶対に必需品です。

これで机の骨組みは完成しました。

完成までもう少し時間がかかりそうなので、今回の記事はいったんここまでとします。
次回は引き出し用のレールを取り付けたり、塗装をしていく工程になります。

それでは!!