前回、アルミホイールを分解し、ホイールからスポークを取り外しましたが、その取り外したホイールをアルマイト処理を施しました。
施したと言っても、DIYでやったのでは無く、業者さんにお願いをしました。
さすがにアルマイト処理は専用の薬液やタンクなどが必要になってくるため、個人のDIYでやるには敷居が高すぎます。
今回お願いした業者さんは「ATOMIC RUN」さんになります。
ヤフオクなどでアルマイト処理を引き受けているそうです。
目次
アルマイト処理とは?
アルマイト処理とは、アルミニウムを電解処理して人工的に酸化皮膜を生成させる表面処理の事です。
電気を使用するメッキと似ているのですが、材料を+側にするのか、-側にするのかで違ってきます。
また、見た目も、アルマイト処理は目に見えないアルミの溝の中に浸透していくので、メッキよりも剥がれにくいと言う性質を持っています。
アルマイト処理にもいくつかの種類があります。
・一般アルマイト
・硬質アルマイト
・光沢アルマイト
・カラーアルマイト
一般アルマイト
通常のアルマイト処理です。一般アルマイトは複雑な形状の部品から大型の製品までどんなものでも付与できます。
世の中で一番多くアルマイトとして使用されている種類になります。
硬質アルマイト
通常のアルマイト処理でも表面は硬くなりますが、その名の通り、さらに硬くするためのアルマイト処理です。
通常のアルマイトよりも5倍以上の硬さになるものもあります。
傷がつきにくく、摩耗性もよくなるので、車のエンジンの部品や飛行機の部品の一部に使用されています。
光沢アルマイト
通常はアルマイトは光沢は出ませんが、意匠的に光沢が必要な箇所に光沢のアルマイトを施す際に使用します。
アルマイト処理を施す前に、化学研磨を行うことで光沢を得られます。
カラーアルマイト
アルマイトは色も付けれます。
今回、私が使用したのもこちらのカラーアルマイト処理になります。
通常のアルマイトはシルバー色になりますが、私のホイールは黒色にアルマイト処理をしてもらいました。
アルマイト処理の出来上がりは?
さてお待ちかね。アルマイト処理を「ATOMIC RUN」さんに送ってから無事に我が家に戻ってきました。
今回お願いしたアルマイト処理の仕様は以下になります。
・カラーアルマイト処理:黒色
・サンドブラスト処理
通常のホイールだとサンドブラスト処理は必要ありませんが、私のホイールは腐食が激しかったので、サンドブラストで白錆などを除去してもらい、その後にアルマイト処理をしてもらいました。
サンドブラスト処理後にアルマイト処理をすると、つや消しになってしまうと言うことを言われましたが、むしろつや消し黒にしたかったので、良かったです。
まずは汚い状態のホイールをご覧ください!
そしてこれがアルマイト処理後のホイールです!
サンドブラストをしているだけあって、少し梨地になっています。
深い傷や腐食は取り切れていませんが、かなり綺麗になっています。
サンドブラストは流石に素晴らしいですね。
まとめ
今回は、かなり汚かったアルミホイールをアルマイト処理をしました。
実際にDIYでやったわけでは無いですが、こういった処理が有ることを知っておくことで、綺麗な仕上がり、メンテナンスの手間を省けることができます。
見た目の印象もブラックにしているのでかなり変わってきます。
早く組み上げるのが楽しみでありません。
それでは!