今回は、GB250のシートレールをカットをするための前準備として、不要なステーなどの除去や、どのようにカットしてどのように仕上げるかの事前準備を行います。
目次
ガソリンタンクの取り外し
これは絶対に行う必要があります。
ガソリンタンクの中にはガソリンが入っていますが、シートレールをカットしたり、不要なステーをカットしたりする際には、ディスクグラインダーを使用します。
ディスクグラインダーは鉄をカットする際に、火花を発生させながら削っていくので、その火花がタンクの中のガソリンに引火すると大爆発を起こします。
自分だけでは無く、周りにも多大な迷惑をかけてしまうため、必ずタンクは取り外して、何処か別の場所に保管しておきましょう。
ガソリンタンクはこのボルト1本で固定されているため、ここを取り外して、タンクを後ろに引き抜けば取り外す事が出来ます。
忘れずに燃料コックに取り付いているホースも取り外しておきましょう。
ここの取り外しもTONEの工具を使用して取り外しが可能です。
キャブレター内のガソリン除去
こちらも先ほどのガソリンタンク同様に、キャブレターの中のガソリンを抜いておきましょう。
本来はキャブレターを丸ごと取り外すのが良いのですが、キャブレターは奥まった位置にある事、ガソリンを抜いておけばよほどの危険は無いと考えます。
ただし、キャブレターを取り外さない場合は、しっかりと布などで保護しておきましょう。
不要ステーのカット
では早速不要ステーのカットに入っていきます。
今回カットする不要ステーは新しく汎用シートを取り付けるのですが、その汎用シートを載せた際に邪魔になるステーの事です。
今回は以下の画像の部分をカットします。
この部分が出っ張っているため、汎用シートを載せた際にシートとフレーム部分に隙間が出来てしまいます。
ステーのカットはディスクグラインダーで行います。
ディスクグラインダーはお手頃価格でホームセンターでも入手でき、カットや削ったりできる工具のため、DIYでバイクカスタムするのに欠かせない道具です。
あまり安い物を購入するとすぐに壊れたりしますが、ある程度のメーカー品であれば末永く使用できます。
私はレジトンの金のグラインダーを愛用しています。
カット用の刃も付属しているのでお得感満載です。
サクッとカットします。
カットする際には保護メガネの着用をお勧めします。
最悪失明する可能性があるので注意してください。
カット刃でカットした後は、削り用の刃で平らに慣らしていきます。
削る用の刃はたくさん種類がありますが、お勧めの順番は以下になります。
粗削り用の砥石
ホームセンターで1枚100円くらいで販売されています。これは粗削り用で削れ過ぎてしまうため、最後まで削らずに、少し材料を残した状態までの削り用として使用します。
仕上げ用の砥石
次に使用するのは、仕上げ用の砥石です。
こちらはペーパー状になっているので、仕上げが綺麗になります。
番手が色々ありますが、フレームの仕上げ程度だったら、60番で十分です。
砥石に比べると5倍くらいしますが、持ちはかなり良く、仕上がりも雲泥の差なので絶対に購入をお勧めします。
汎用シートを載せてみた
不要なステーがカット出来たところで、汎用シートを載せてみます。
まだ少し隙間がありますが、汎用シート自体にしなりがあるので、多少の隙間は固定ねじを締め付けてしまえばフレームに沿ってきれいに取り付ける事が可能です。
後は、出っ張っている邪魔なシートレールを次回カットしてスッキリと見せます。
今回はループフレームにする予定なので、ループフレームが来た段階でどこまでシートフレームをカットするのかを決める必要があるので、次回、位置合わせとカットを行っていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シートレールをカットすると言っても事前に準備や構想をしっかりと練ることで、失敗する確率が減ります。
特に初めてのシートレールのカットは不安が付き物ですが、完成形をイメージしながら進めていけば必ず成功します。
是非皆さんも自分だけのオリジナルバイクをDIYで製作していきましょう。
それでは!