前回はベベルギアカバーを交換して見た目をカスタマイズしましたが、やはり見た目が違和感なさ過ぎて、カスタムした気がしませんでした。
そこで今回はベベルギアカバーを更にカスタムして人とは違ったベベルギアカバーにしてみます。
目次
ベベルギアカバーのカスタム開始
今回のカスタム内容はベベルギアカバーに塗装を施していきます。
塗装前の下準備
いきなり塗装をしてしまうと、材質がアルミのため塗装がはじいてしまいます。
そうなるのを防ぎ、しっかりと塗料をのせるために下準備をおこないます。
具体的な作業として、まうずはペーパーで下地を荒らします。
ペーパーで下地を荒らした後は、 パーツクリーナーで汚れと油分をしっかりと取り除きます。
パーツクリーナーは汚れを落とすだけでは無く、油分も除去してくれるのでこういった金属の塗装前の油分除去として、シリコンオフの代わりにも使用できます。
パーツクリーナーはプラスチック部分に使用するとプラスチックが溶ける製品もあるので注意が必要です。
ミッチャクロンマルチ塗布
パーツクリーナーを十分に乾かしたら、ミッチャクロンマルチを塗布していきます。
ミッチャクロンマルチは、ポリオレフィン系樹脂をベースとしたプライマーで 、アルミやステンレス、樹脂などの塗装が乗りにくく剥がれやすい物に対して塗布しておくことで塗装が剥がれにくくなると言う代物です。
メーカーの説明には下地荒らし(足付け研磨 )をする必要は無いと記載がありますが、密着性を良くしたかったので、あえて下地処理をおこないました。
ミッチャクロンマルチは薄く2回に分けて塗布します。
上塗り作業(艶消し黒)
ミッチャクロンマルチを塗布した後は、しっかりと乾燥させてから上塗りをおこないます。
上塗りには艶消し黒を選択しました。
艶消し黒は色々な場面で使用できるので、重宝しています。
ホームセンターで購入すると格安で入手できるので私は箱買いしてガレージにストックしています。
フィン部分の削り取り
ただ単に艶消し黒に塗装するのは芸が無いので、フィンの部分の塗料をペーパーで剥がします。
こうする事で削れた部分だけアルミの色が出てアクセントになります。
マスキングして艶消し黒を塗装しても良かったのですが、マスキングをすると、塗装している箇所としていない箇所の境目がデコボコしてしまうので削り取る方法が綺麗になる秘訣です。
ウレタンクリアー塗装
ここまで出来たら最後にウレタンクリアー塗装にてコーティングします。
ラッカー塗料の上にウレタン塗料を重ね塗りする際は必ず2日は乾燥期間を設けましょう。
ラッカーがしっかり乾いていないと化学反応を起こしてちぢみが発生する可能性があります。
ウレタンクリアを塗装する事で頑丈な塗膜を形成でき、剥がれにくくなります。
ベベルギアカバーはエンジン部の一部と言うこともあり、少しだけ温度が上がります。
そういった意味でも熱に強いウレタン塗料は今回の塗装場所に最適となっています。
すべての塗装に関して言えますが、必ず塗装は薄く数回に分けて塗装するようにしましょう。
慣れないうちは厚めに塗装してしまい垂れを作る原因となってしまいます。
車体に取付け
塗装後、1週間後に車体に取付けをおこないます。
ウレタン塗料は乾きにくいので、中途半端だと指紋がついたりするので注意して取り付けます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は前回のベベルギアカバーの交換からカスタムまでを行いました。
ちょっとしたカスタムでしたが、見た目が全然違うことが分かると思います。
黒の中のフィンのシルバーがアクセントになっていてお洒落です。
少し綺麗すぎるので周りから浮いている感じもありますが、そのうちに汚れていい味を出してくれると思います。
皆さんも他とは違ったオリジナルなベベルギアーを製作してみてはいかがでしょうか?
それでは!