はじまりました!キッチンリフォームDIY!
前回は交換する前板の製作まで完成しましたので、今回は前板を実際に交換してみたいと思います。
目次
開き扉について
開き扉にはスライド丁番と呼ばれるヒンジが付いています。このスライド丁番は表側にヒンジが見えないように取り付ける事ができる丁番です。
家具やキッチンなどの開き扉に一般的に取付されています。
スライド丁番とは?
スライド丁番は開き扉に使用されている丁番になります。
大まかな種類としては3種類あり、全被せ、半被せ、インセットがあります。
この3種類の違いは開き扉が側板に対してどの位置にあるかということです。
言葉だけでは分かりにくいので、画像をご覧ください。
見てわかるように、①全被せは開き扉が側板に全部被っています。ですので全被せ。
②半被せは半分だけ側板に被っているので、半被せ。
③インセットは開き扉が側板の内側に入っているので、インセット。
どうでしょうか?こうやって画像にすると分かりやすいと思います。
通常、一番多いのは①全被せだと思います。これが一般的なスライド丁番ではないでしょうか。
開き扉交換作業
開き扉取り外し
まずは開き扉を取り外します。取り外し方はスライド丁番の後ろの方を押すと引っかかりが解除されるので、そこを押してスライド丁番のベースと本体を分離させます。
上下2箇所にスライド丁番が取りついているので、同じように取り外していきます。
ここで気を付けたいのは、2個目を外す際に扉をしっかり持った状態で外さないと、2個目のスライド丁番が外れた瞬間に扉ごと落ちてくるので注意してください。
外れた状態です。
スライド丁番取り外し
スライド丁番を開き扉から取り外します。
取り外しにはドライバーを使用して取り外します。
取り外すと、大きい穴と小さい穴2箇所が見えます。この大きい穴はカップと呼ばれる穴になり、スライド丁番の本体がはまる穴になります。
このカップ径はメーカーによって違うことがあるので要注意です。
基本的にはΦ35mmの穴が多いかと思います。スライド丁番を交換する場合は、まずはここのカップ径を調べる事をお勧めします。
カップ穴をあける!
古い扉の位置にあいているカップ穴を、新しい扉にもあける必要があります。
古い扉の穴位置寸法を測って、新しい扉に印をつけて穴をあけるのは至難の業なので、今回はダボマーカーを使用したテクニックを使いたいと思います。
具体的な方法として、
まず古い扉のカップ穴にΦ35mmのボアビットで軽く穴をあけます。ボアビットの先端のとがり部分が埋まる位でOKです。
あまりにも安物を購入すると、切れ味最悪で穴がガタガタになってしまうので、最低でも以下のレベルのものの購入をオススメします。
※ボアビットとは?
ボアビットとは、スライド丁番本体を埋め込むための穴をあける工具です。
埋め込む物はスライド丁番だけとは限りません。
ナットやボルトの頭などを出っ張らせたくない場合にも、このドリルを使って座ぐり加工し、埋め込む事ができます。
ボアビットで軽くしるしをつけた状態です。
次にしるしに対してΦ10のダボ錐で貫通穴をあけます。
ダボ錐であけた穴にダボマーカーを取り付けます。
ダボマーカーは表側にしるしが付けれるようにセットします。
新しい扉を古い扉に重ねて、ダボマーカーでしるしを付けます。
後は付いたしるしに対してボアビットで穴をあけます。
これで穴位置は古い扉と同じ位置にあける事ができます。
注意したいのは、穴をあける方向を間違えない事です。
既に把手のサジ面を加工してしまっているので、反対側にあけてしまうと把手側が表に来てしまい、使い物にならなくなるので(;^ω^)
穴の深さは現在の穴と同じ深さをあけます。
分からない場合、スライド丁番がすっぽりはまるまであけていきます。
あけ過ぎには注意です。ボアビットは穴の深さを止める機能が付いていないので、慎重にあけていきましょう。
新しい扉にスライド丁番を取り付け
スライド丁番用の穴をあけた後は元のようにスライド丁番を取り付けます。
取り付け方は取り外した手順と逆に取り付けていきます。
スライド丁番を取り付けたら、キッチンに新しい扉を取り付けて完成です!
かなりイメージが変わりましたね~
まとめ
今回のキッチンリフォームDIYはこれで完成です。
前板の交換程度でしたら、手間はかかりますがそんなに難易度は高くないと思います。
前板を交換するとかなりイメージが変わるので、簡易リフォームとしてはお勧めです。
基本的な工具さえあればだれでもできると思います。
これを見て皆さんもぜひ挑戦してみてください!!
では!!