今回は、サイクロン集塵機を製作していきます。
とは言っても、今の時代は安くサイクロン集塵機のキットが手に入るので、わざわざ自分で一から製作するのもナンセンスです。
よっぽど自分で作ってみたい!と思う人でない限り、この方法が一番安く簡単に製作できるでしょう。

まずはキットのサイクロン集塵機キットを購入します。
Amazonや楽天市場で中国産ですが、かなり安く購入できるのでお勧めします。

購入時に注意したいのは、取付面にフランジが付いている物を選択しましょう。
フランジ面が無いと取付時に苦労します。

次に用意するのはペール缶です。ペール缶は蓋がロックできるタイプの物を用意します。
ロックが出来ないと簡単に蓋が開いてしまうのでお勧めしません。

created by Rinker
サード・ステップ株式会社
¥2,930 (2024/10/09 21:35:06時点 Amazon調べ-詳細)

後は肝心の掃除機です。
私は使用していない一般家庭用の掃除機を用意しました。
本当は以下の業務用の物が良かったのですが、置く場所に困るので、仕方なく小型の家庭用掃除機を選択しました。
まぁ、たまたま家に掃除機が余っていたと言うことも有りますが。

avatar
マニア
サイクロン集塵機がペール缶にゴミを落としてくれるので家庭用の掃除機でも全く問題ないです。
created by Rinker
マキタ(Makita)
¥25,037 (2024/10/09 21:35:07時点 Amazon調べ-詳細)

素材が揃ったところでサイクロン集塵機の製作に入っていきます。

まずはサイクロン集塵機キットをペール缶に取り付けるための穴をあけていきます。
穴の大きさはサイクロン集塵キットのフランジ部の差し込み径より少し大きいΦ80mmの穴をあけます。

本当はホルソーが有れば一発で穴をあける事が出来るのですが、ちょうど良いホルソーが無かったので小さめのキリで細かく穴をあけていきます。
穴はノギスを使ってコンパスのようにケガキます。

ここまで穴をあけたら、後はやすりで整えます。
ハンドやすりでも良いですが、こういったドリルに取り付けるやすりで時間短縮する事も可能です。

隠れてしまう場所なので、これくらい綺麗になれば良しとします。

続いて固定用の穴もあけ、サイクロン集塵機キットとペール缶蓋をボルトナットで固定します。
本当は接触面にシール材で漏れを防いだ方が良いかもしれませんが、将来的に取り外すことがあるかもしれないので、 まずはこのまま進めてみます。

ボルトは有り合わせの物で長すぎますが、問題は無いでしょう。

本来は接続部にシリコンシーラントなどを塗布して空気の流れを遮断する必要があるかもしれませんが、まずはこのままで空気漏れなどしてしまうかを確認してみます。

続いて、サイクロン集塵機キットの吸い込み口にホースを取り付けます。
色々調べていると以下のホースがこのサイクロン集塵機キットの口にピッタリと合います。

created by Rinker
SK11(エスケー11)
¥2,191 (2024/10/09 21:35:08時点 Amazon調べ-詳細)

結構きついですが、ホース側をドライヤーで温めるとすんなり入りました。
ホースを差し込んだ後は付属品のバンドでしっかりと締めて固定します。

後は吸い込み口掃除機を繋いで完成ですが、吸い込み口の直径と掃除機の直径が同じ位なため、はめる事が出来ません。
なので、付属で付いている穴径を変換するアダプター?を取付け、更に塩ビ管の継手をはめ込みます。
これでようやく掃除機の口にはめる事ができます。

多少隙間はありますが、この掃除機はサイクロン集塵機専用と言う訳では無く、通常の掃除機としても使用する事があるので、すぐ取り外せるように、ここは差し込んでいるだけの状態にしておきます。

サイクロン集塵機が完成したので、集塵効果はどの程度なのかを検証してみたいと思います。
どれくらいゴミをペール缶の中に落とせるのか楽しみです!

動画を見てもらうと分かりますが、しっかりとペール缶の中にゴミが落ちているのが分かります。
これだけゴミを集める事ができるのであれば、掃除機の方にはほとんどゴミは行っていないはずです。

まとめ

今回は、市販のサイクロン集塵キットとペール缶を組み合わせてサイクロン集塵機を製作してみました。

とても安いサイクロンキットでしたが、ペール缶にちゃんとゴミを落としてくれてしっかりと働いてくれています。

以前までサイクロン集塵機無しの掃除機だけでゴミを吸い取っていた時は、掃除機が粉塵を吸ってしまい、ダストサインがすぐに点灯して作業が頻繁に止められていましたが、このサイクロン集塵機を接続するだけで、ダストサインが点灯する事が全く無くなり、作業効率が格段に上がりました。

ゴミを吸い込む環境は整ってかなり助かっていますが、デメリットもあります。

それは、サイクロン集塵機はかなり場所を取ると言うことです。
今までは掃除機の大きさだけだったので、省スペースで収納できていましたが、サイクロン集塵機まで一緒になってくると、倍以上のスペースが必要となってきます。
狭いガレージライフでは重要な問題になってきます。

サイクロン集塵機は完成しましたが、掃除機とセットになっているので、端材を利用して専用の台車を簡単に製作してみました。
塗装もしていないので、見た目が少しアレですが・・・

以上で、サイクロン集塵機の製作はおしまいです!

それでは!