今回はマフラーステーにドリルド加工をして、簡単に見た目をかっこよくしてみたいと思います。

私のマフラーステーは汎用マフラーに付属されていた何の変哲もないただの板に取り付け穴があいているだけのため、シンプルすぎて物足りなさを感じていました。

目次

ドリルド加工とは?

ドリルド加工と言う言葉はあまり馴染みが無いかもしれませんが、何の事はありません。ドリルで穴をあける事を言います。

このブログを読まれている方であれば、ドリルで穴をあける事は日常茶飯事でしょう。なので皆さんいつもドリルド加工をしている事になります。
ドリルド加工と言う呼び方は、少しかっこよく英語で言ってみただけです。

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マニア
ドリルド加工って響きがいいよね♪

マフラーステーにポンチを入れる

※マフラーステーの取り外し作業は割愛します。
まずはドリルド加工をするための箇所にポンチを入れます。
ポンチを入れるためにはケガキ線を入れてポンチの位置を割り出す必要があります。

「けがき」作業を簡単に行う方法は以下の記事より確認してください。

【工具】「スケールストッパー」を使うと「けがき」のスピードが2倍になる

上記のように「けがき」をしてポンチの位置を割り出す方法もありますが、今回は裏技を使って簡単にポンチの位置を割り出したいと思います。

その方法は、CADを使ってマフラーステーの図面を作成し、それを紙に印刷します。
1:1(実物スケール)で印刷するのでその紙をフラットバーに貼り付けて穴位置を割り出す方法です。

これを貼り合わせて上からオートポンチでポンチを打っていきます。
「けがき」だとどうしても誤差が発生してしまいますが、この方法だと正確な位置にポンチを打つことが可能です。

マフラーステーにドリルド加工を施す

ドリリング加工は正確な穴をあけるために卓上ボール盤を使用します。
オートポンチが打ってある箇所に向けてドリルド加工をしていきます。

最終的な穴の径はΦ9mmをあけます。いきなり大きいドリルだとあけるのに苦労するので、まずは小さい穴をあけて順番に大きくしていきます。

しっかりと面取りもしておきます。
面取りドリルは以下の記事でも紹介していますが、皿ぐりが出来るビットを使用しています。

【工具】皿ねじを綺麗に収めるには?皿モミ加工や皿ザグリ加工をする方法

マフラーステーの塗装

無事にドリルド加工が終了したら、最後に塗装をして完成です。
今回の塗装はホームセンターで売っている格安ラッカースプレーです。
下処理さえしっかりすれば簡単には剥がれません。
たとえここをウレタン塗装を塗布したとて、飛び石などで塗装は剥がれてしまうでしょう。

そうなる事を考えると、価格も安く、塗りなおしが効くラッカースプレーで塗装した方が経済的、精神的にも楽です。
ちなみに、ラッカースプレーの価格は150円です(笑)

下処理は耐水ペーパーの#120番で下地を荒らすだけです。

ちなみに、上のステーがマフラーに元から付いていたステーです。
下のステーはフラットバーから切り出して一から製作したステーです。

マフラーステーの取り付け

塗装が完了したら、マフラーステーを取り付けていきます。
私のマフラーとマフラーステーは純正のW650とは違うため参考にはならないかもしれません。
W650の純正マフラーのステーでもドリルド加工をする事は可能です。
野暮ったい形のステーをドリルド加工する事でおしゃれなステーに早変わりです。

黒に塗装したことでぐっと引き締まりましたね。
シンプルですが、ドリルド加工を施すことでひと味違ったおしゃれなステーに早変わりです。

まとめ

今回はマフラーステーにドリルド加工をしましたが、マフラーステーに限らず、ドリルド加工はアイディア次第で何処にでも加工する事が可能です。

ただ、先ほども言ったようにドリルド加工をすることによって、部品自体の強度は確実に落ちます。あくまでも事故に繋がらない部品でやってみてください。

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マニア
何度もくどいけど、カスタムは自己責任で他人に迷惑を掛けない範囲でね!!