前回は前板の取り付けまで完成しました。今回は続きの前板の位置を調整をしていきます。取り付けたままの状態では前板の位置がずれたり斜めを向いたりしています。システムキッチンの引出しには前後左右に調整できる機構が付いているため、簡単に調整が可能です。
前回までの記事はこちらからどうぞ。
前板を 引き出しに取り付けて実際にキッチンに収めてみました。一枚変えただけですが、かなり印象が違います!床との色合いもマッチしていますね!さて、ここまで来たら今度は前板の位置調整をしていきます。

前板位置調整
引き出しの種類によっても違いますが、日本国内のキッチンメーカーの引き出しなら、ほぼ「blum」と言うオーストリアのメーカーを使っていると思って間違いないです。前板は基本的に以下の調整ができます。
- 左右の調整
- 高さの調整
- 前後の倒れの調整
以上の3つになります。調整は以下の画像のように引き出しの横にあるキャップを外した中にあります。
キャップを外すと以下のようなねじが見えます。
①のねじを締める方向(右回し)に回すと前板が正面から見て左側に動きます。
ただし、引き出しの反対側(向こう側)のねじも均等に回していかないと動かないので注意が必要です。
反対のねじは今度は緩める方向(左回し)に回します。
高さの調整はわかりやすく、回した方向にそれぞれ動きます。ここは目で見ても動いているのが分かるので調整しやすいと思います。
前板の倒れの調整はギャラリーレールをねじって調整をおこないます。こちらも2本のギャラリーレールがあるので同じ量だけギャラリーレールを回して倒れを調整していきます。

②前板の高さ方向の調整

以上で前板の調整方法は終了です。とても簡単で前板の位置を合わせることでキッチンの一体感が味わえます。基本的にはキッチン施工時に調整はされていると思いますが、長年使ってくることによりずれる事が多々あります。
そういった意味でも調整を行うと前板間のチリを合わせることができるので、調整はお勧めです。