前回はオスモカラーを塗って取付け用の穴あけまで完成しました。 今回は、引き出しに前板の取付けをおこないます。前回の記事をまだ見られていない方は以下からへどうぞ。

引き出し固定用穴あけ

前板にタッピングビスを取り付ける際は、まずビス用の穴の位置をしっかりと印をつけておくことが重要です。具体的には、前板の取り付け位置が引出しの中央にくるように、正確に当てがって、引出し側の穴を利用して鉛筆などでケガキを入れます。こうすることで、取り付ける際のズレを防ぎ、後の作業がスムーズに進むのが大きなメリットです。ケガキ作業は簡単ですが、見た目の仕上がりやビスの位置精度に大きく影響するため、丁寧に行うことが肝心です。

印がつけられたら、次にΦ2程度のドリルを使用して下穴を開けます。この下穴は、直接タッピングねじを通すことも可能ですが、位置のズレを防止し、精度を確保するために下穴をしっかりと準備することがよいです。小さな手間のように見えますが、こうした丁寧な下準備が最終的な仕上がりと品質の向上に繋がります。すべての作業においても、ひと手間を惜しまず行うことが良い仕上がりに直結します。

前板取付

下穴をあけることができたら、最初に取り外したタッピングねじを取り付けていきます。
電動工具でもいいのですが、あまり締めすぎてもねじが効かなくなってしまうので、ここは手締めです。
※下穴をあけない場合は電動工具でも良いと思います。

ギャラリーレール取付 

前板にギャラリーレールを取付けていきます。取り外した手順と逆の手順で取り付けていきます。

ダボ用キリはΦ9.5mmなのでダボのΦ10mmだと少しきつかったかもしれませんが、ダボ用のキリであけないと表まで穴が貫通してしまうので、ここは必ずダボ用のキリであける必要があります。

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背板側もギャリレールを背板金具に押さえつけてはめ込みます。はめ込んだ際にバチンと音が鳴ればしっかりはまっている証拠です。

引出しの前板完成

前板を変えるだけでかなり印象が変わります。まるで新しいキッチンにしたようです!底板は汚れていますが。次回は前板の調整になります。お楽しみに!

素材は集成材を取り扱っている以下のショップで購入しました。
こちらのショップは集成材や無垢材を自在にカットしてもらうことができ、個人でも配送してもらえるので私は毎回お世話になっています。お値段もリーズナブルでお勧めです。私はゴム集成材がコストと見た目でお気に入りです。